瓦屋根

日本に古くからあるなじみ深い陶器瓦の屋根です。
スレート系屋根材と違い、定期的な塗装を必要としません。瓦自体にダメージを受けない限り、使用することができます。
また、スレート系の屋根材であれば屋根材本体の大きさが瓦より大きいので、ダメージを受けた部分を含む本体を丸ごと交換することになりますが、瓦であればダメージを受けた瓦を差し替えれば良いので、細かな補修が可能となります。
瓦自体も熱を通しにくい性質なので夏の熱気、冬の寒気が内部に伝わりづらいという特徴もあります。
カラーベスト屋根(スレート屋根)工事

カラーベストとは、セメントを主な材料として薄い板状になっており、高圧プレスされたスレートというものに、防水塗料を塗ったものです。
カラーベストの坪当たりの重量は、全商品、一般的な陶器瓦の1/2以下と軽量で、建物全体の重量が軽減できるとともに重心も低く抑えられ、建物に負担の少ない確かな安定感を生みだします。さらに吸水率・含水率が低いため、そりや伸縮が少なく、温度変化による影響を受けにくいのが特長です。化学的に緻密に結合させているため、高密度で均一な構造を実現。安定した性能を発揮します。価格の安さも人気も特徴に挙げられます。
ルーガ屋根

「ルーガ」は、「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」というカラーベストと同じセメントを原料とした屋根材です。厚み・形とも瓦とほぼ同等のもので、素材内の無数の気泡が、一般的な陶器平板瓦の半分以下の軽さを実現。しかも、気泡は樹脂膜によって被膜され、気泡への水の浸入による劣化を抑えます。
また、無機塗装であるグラッサコートが施されたもので、瓦同様色あせが少ないので、将来の塗り替えの負担もほぼ不要です。